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第43回日本リハビリテーションスポーツ学会研究大会

第43回日本リハビリテーションスポーツ学会研究大会

※本大会参加により、健康運動指導士・健康運動実践指導者の方は登録更新単位(講義:3.0単位)が取得できます。参加方法など詳細は下段にあります

本大会テーマは「インクルーシブ社会の実現に向けて~既存の地域資源に着目して~」です。

インクルーシブ社会づくりを公園など地域資源であるオープンスペースとスポーツの特性を活用して行うための実践と理論が学べるプログラムが行われます。また、今回は会場も大会テーマにもとづき屋外の「公園(所沢航空公園)」としました。(会場は屋根つきですので雨天でも開催します)

プログラムは大きく2つになります。①実践と理論の研究発表②シンポジウム

シンポジウムでは、多彩なパーソナリティーの方々に御登壇いただけることになりました。

【登壇者※順不同】

■室伏由佳氏:順天堂大学スポーツ健 康科学部/スポーツ健康科学研究科 准教授

■町亞聖氏:フリーアナウンサー 元日本テレビアナウンサー

■松尾雄大氏:一般社団法人 WITH PEER 代表理事(西アフリカ/ セネガルでインクルーシブ社会づくり)

■中村幸太郎氏:公益財団法人埼玉県公園緑地協会 所沢航空記念公園管理事務所 所長

■斎藤由紀氏:所沢市議会議員 車椅子ユーザー

■石川美紀氏 :埼玉県ヘルプマーク普及大使 視覚障害者

※実践報告会、シンポジウムのゲストの詳しいプロフィールは投稿の最後にあります。

以下、概要と参加方法です。

■開催日時:令和5年10月1日(日)9:45~12:45

■開催場所:所沢航空記念公園 野外ステージ

(〒359-0042 埼玉県所沢市並木1-13)

■参加費:全プログラム参加

会員及び一般/3,000円、大学院生/1,000円、学生/無料

※会員には、冊子が配布されます。当日学会入会も可能です。(入会無料)

お申込みフォームに御記入し送信ください

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsgTvcx-4PNstDtHxDYhbc5f52q9PRBrIpnbMjOpeV_LR7dg/viewform?fbclid=IwAR0RlJc-ZNt0GfGYHUpWz0KERgeFcUkF8LAQejW7EKFdv_maIYNZQ6oKWC0

■参加費:シンポジウムのみ

無料

お申込みフォームに御記入し送信ください

https://docs.google.com/forms/d/15KgUIdEonQMX8-L-BzvYQDynZDHFsGUGjWHswuTJCOA/edit?fbclid=IwAR3Byy9zTO1BcErQbv4wqRTxuA5DcVQbBkJoOh3pylygNad_dwoMTX07iug

■開催プログラム

9:30開会式/会長挨拶 会長:薮下典子

9:45~11:00 一般演題発表 及び 活動実践報告

11:10~12:50 シンポジウム テーマ「インクルーシブ社会の実現に向けて~既存の地域資源に着目して~」

■研究大会ホームページ

https://sites.google.com/view/jars43th/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

以上、御確認のほど宜しくお願い致します。

【実践報告会】ゲストプロフィール

■福永悠氏

1979年東京都足立区出身

大学卒業後、日刊スポーツ新聞社で主に広告営業やイベント運営に従事。同時期に精神障害を発症し、入院や休職も経験。入社10年を機に退職し、障害者手帳を取得するも、1年間ほどひきこもり状態に。その後、兄の自死やがん罹患なども経験したことから『話すことは(辛さを)放すこと』をテーマに、生きづらさを抱えた方のための居場所『いっぷく』を東京都日野市の旭ヶ丘中央公園内の地区センターで毎月2回ほど開催。同時に、生きづらさを抱えた方もそうでない方々も共に楽しめるインクルーシブ社会の実現も目指し、同公園やイオンモールでボッチャやモルック、カードゲームなどを楽しめる『いっぷくランド』などの体験会も企画開催している。

【シンポジウム】シンポジストプロフィール

■町亞聖氏

<プロフィール> 小学生の頃からアナウンサーに憧れ1995年に日本テレビにアナウンサーとして入 社。その後、活躍の場を報道局に移し、報道キャスター、厚生労働省担当記者として がん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。“生涯現役アナ ウンサー”でいるために2011年にフリーに転身。脳障害のため車椅子の生活を送っ ていた母と過ごした10年の日々、そして母と父をがんで亡くした経験をまとめた著書 「十年介護」を小学館文庫から出版。医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を 続ける。直近では念願だった東京 2020 パラリンピックを取材。

(町 亞聖公式ブログ→http://ameblo.jp/machi-asei/)

<出演番組>

☆ラジオ日本 あさ6時30分~8時50分生放送 「町 亞聖のスマートNEWS」木曜パーソナリティー

http://www.jorf.co.jp/?program=smartnews

☆ニッポン放送 毎週日曜あさ6時25分~6時54分 「ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス~うつ病・認知症について語ろう~」 https://www.1242.com/hidamari/

<書籍>

18 歳の時に母の介護に直面しヤングケアラーの当事者になった日々を綴った書籍「十年介 護」(小学館文庫)☞https://www.amazon.co.jp/十年介護-町亞聖-ebook/dp/B00DZAR096

<ボランティア活動>

●東京 2020 オリパラを車椅子ユーザーと一緒に観戦することを目標に活動した”ゆめ旅 KAIGO!2020″が作成したガイドブック☞ https://www.amazon.co.jp/ゆめ旅ガイドブック-足腰に不安のあるシニアの方が行く-ゆ め旅 KAIGO-2020 実行委員会・ゆめ旅ガイドブック編集委員会-ebook/dp/B08MQL4XPN

●ゆめ旅 KAIGO!2020 の活動の記録☞https://www.oriparakaigo.tokyo/

■公益財団法人埼玉県公園緑地協会 所沢航空記念公園管理事務所 所長 中村幸太郎氏

1968 年東京都生まれ、埼玉県出身。大学卒業後 10 年間、銀行勤務。

2002 年埼玉県庁入庁。県職員としてユニバーサルデザイン、県立病院、 県立学校、農林業、美術館等に関する業務を経験し、2023 年 4 月から現職。

■室伏由佳(むろふし ゆか)氏

1977 年静岡県生まれ・愛知県出身。スポーツ健康科学博士。順天堂大学スポーツ健 康科学部/スポーツ健康科学研究科 准教授、株式会社 attainment 代表取締役。

中学生時代に陸上競技を始める。大学時代に円盤投でインカレ 4 連覇や世界 Jr6 位 入賞。21 歳からハンマー投も始め、両種目で日本記録を樹立(元日本記録保持者)。

2004 年アテネオリンピック女子ハンマー投日本代表。選手時代は腰痛症や婦人科疾患と向き合い、2012 年に引退。現在、アンチ・ドーピング教育、スポーツ心理学、やせた若い女性の健康リスクに着目した研究や教育推進。スポーツと医学、健康などをテ ーマに講演や実技指導など幅広く活動している。

■松尾雄大氏

1992 年福岡県生まれ。

長崎大学教育学部卒業後、独立行政法人国際協力機構(以 下、JICA)の JICA 海外協力隊(職種:小学校教育)としてセネガルで 2 年間活動する。 その後、日本ブラインドサッカー協会職員を経て、2020 年 4 月に「WITH PEER」を共同 で創設し、2022 年 11 月より一般社団法人 WITH PEER 代表理事に就任。西アフリカ/ セネガルでパラスポーツやユニバーサルスポーツを通じた「障害インクルーシブ」な社会を、障害課題を解決する仲間である“PEER”と共に実現すべく活動している

■所沢市議会議員 斎藤由紀氏

プロフィール 1991年4月6日生まれ 埼玉県桶川市出身

11歳の時に脊髄炎を患い、 下半身不随となる車椅子ユーザー 18 歳の時に国立障害者リハビリテーションセンタ ーで職業訓練を受けるため、寮に入る。

2011 年所沢市内の農業生産法人株式会社 風へ入社と同時に所沢市へ移住 就労継続支援事業所に勤務 在職中に、日本社会 事業大学 社会福祉士養成講座 通信過程を卒業し、社会福祉士国家資格取得。

以 後、就労継続支援事業所「ワークステーション風」で、社会福祉士として活動 2023 年4 月統一地方選挙へ無所属で立候補 初当選をはたす。所沢市議会議員として働く傍 ら、就労継続支援事業所に勤務 議員活動と福祉士の仕事を両立 福祉の充実を目 指し どんな人でも快適に暮らせる所沢を目指して日々活動中

■埼玉県ヘルプマーク普及大使 石川美紀氏

1968年生まれ 東京都出身埼玉県育ち

専門学校卒業後ヤマハ発動機株式会社にてマリン業務担当を 4 年、その後海外生活 4 年を経て、帰国後社会保険労務士事務所やスポーツ店に勤務、受診した人間ドック により緑内障がわかり 2015 年視力視野低下により身体障害者手帳を取得。

現在身 体障害等級 2 級の視覚障害。現在障害者雇用にて株式会社ラックランド人事部に勤 務。労務管理業務に従事。

2017 年より埼玉県ヘルプマーク普及大使として,ヘルプマ ークの周知普及活動を行っています。

【大会の趣旨説明】

我が国は、人口減少、少子高齢化、また、地方都市から大都市への若年層の流出等による人口の地域偏在が進んでいます。そのため、障害児者や高齢者の支援において、地域での柔軟な対応が求められ、地域の実情に即した各自治体独自のサービスが提供されています。

一方、時代の変化に合わせて障害児者や高齢者の生活環境やニーズは変化してきており、公的サービスでは対応出来ない場合があります。そこで、これまでのサービスに捉われないインフォーマルな支援の必要性が顕在化してきているのではないでしょうか。

ところで、当会の会員はリハビリテーションの担い手として、手段としてのスポーツに関する知見を深めていますが、スポーツの実施場所も多様性が求められています。

かつて活動の中心であった障害者スポーツセンターやバリアフリー環境が整った公共施設等は飽和状態であり、必ずしも利便性が高いとはいえません。

反対に、公園や緑地、商業施設の空地等、いわゆるオープンスペースが存在します。それらは、災害時の避難場所として活用されることがありますが、日常的に十分な活用がされているとはいえません。

そこで、本大会では日常的に空地となっている地域資源に着目し、公的サービスだけでなくインフォーマルな支援も含めたサービスの提供場所として、オープンスペースをどのように活用し、社会参加の根幹となるコミュニティ形成をデザインしていくのかディスカッションする機会にしたいと思います。